原油価格は、米国とイランの外交協議が進展する兆しや、サウジアラビアの主要パイプラインの操業再開に向けた取り組みを受けて下落した。ブレント原油は100ドルを下回り、108ドルを付けた9月中旬から下落した後、99.13ドルで取引された。これに先立ち、100.34ドルと報じられていた。WTI原油は約95.78ドルまで下落した。カタールの仲介者はニューヨークで米当局者と協議しており、イランのマスード・ペゼシュキアン大統領は同日後刻、国連総会で演説する予定だった。原油価格の下落により、米連邦準備制度が9月16日に利上げした後も残っていた、エネルギー価格に起因するインフレ懸念は解消された。 原油価格の下落は、原油に敏感な通貨の重しとなった。USD/CADは1.4025前後で推移し、ユーロは1.14ドルに向けて下落、トレーダーが欧州中央銀行による追加利上げの見方を弱めたことで、7月29日以来の安値を付けた。米ドルは、米連邦準備制度による追加引き締めへの期待を背景に引き続き支えられ、ドル指数は0.21%上昇して100.76となった。欧州中央銀行(ECB)のヨアヒム・ナーゲル氏は、コアインフレ率が高止まりしていることから、追加利上げの可能性を残した。一方、チーフエコノミストのフィリップ・レーン氏は、エネルギー価格が再び急騰すればユーロ圏の高インフレが長期化する可能性があると警告した。予想を上回る速報PMIは、ユーロ圏の民間部門の活動が9月に約3年半ぶりの速いペースで拡大したことを示した。 仮想通貨市場は引き続き、買いが集まる数少ない分野の一つだったが、上昇幅は縮小した。CoinDesk 100は0.67%高の1926.99となり、構成銘柄100銘柄のうち38銘柄が当日下落した。一方、24時間ベースでは87銘柄が上昇し、13銘柄が下落した。XRPは3.3%高の1.62ドルとなったが、主要仮想通貨の値動きは分かれた。主要資産の比較では、ビットコインキャッシュにも言及された。金は0.85%安の4321ドル、銀は2.2%安の65.53ドルとなり、米株価指数先物はほぼ変わらなかった。 予測市場の価格形成では、9月30日までに原油が史上最高値を更新する確率は0.5%となり、前日の1%から低下した。市場参加者は今後、米国とイランの情勢、石油輸出国機構(OPEC)と国際エネルギー機関(IEA)の発表、サウジのパイプライン復旧作業、通貨の動向、仮想通貨市場の広がりを注視するとみられる。情報源はまた、Veraが提供する予測市場のライブ分析を宣伝し、読者にVeraへの登録を呼びかけた。