ロシア・ウクライナ戦争で黒海からの輸出が妨げられ、世界の小麦購入者は補充コストの大幅な上昇に直面している。指標となるシカゴ先物は6月安値から40%上昇し、3年半ぶりの高値を付けた。一方、代替供給も値上がりしている。ロシアの小麦輸出は9月に約100万トンと見積もられ、前年同月の500万トンから減少する見通しだ。ウクライナは約100万トンを出荷すると予想され、昨年9月の半分にとどまる。アジアは短期的に最も大きな圧力にさらされている。インドネシアが今月、黒海地域から受け取った小麦は約6万トンで、昨年9月の50万トンを下回った。同国はオーストラリア産小麦に20%から25%高い価格を支払っている。エジプトはフランスなど欧州の供給業者への調達先分散を進めているが、国内在庫と最近の地域収穫により、一時的な柔軟性は確保されている。南半球で年末に収穫が始まるまで、貨物を巡る競争は激化すると見込まれている。