LG AI Researchは、中央アジアと中東に人工知能(AI)事業を拡大している。独自にモデルを開発・商用化する技術やデータが不足している一方、主権AI、すなわち自国で管理するAIを求める国々を対象とする。9月半ばにはカザフスタン政府と覚書を締結し、現地企業や大学とともに、LGの「EXAONE」技術を使ったカザフ語モデルを共同開発する。協力範囲には、産業、エネルギー、医療、物流への応用に加え、人材育成も含まれる。LG AI Researchは来月、中東の政府系ファンドとも別の覚書を締結する計画で、約8000社の上場企業を分析する金融特化型モデル「EXAONE Business Intelligence」を対象とする。中東で概念実証(PoC)を実施し、昨年9月にロンドン証券取引所グループを顧客に加えたことを受け、同研究所は地域で正式にサービスを開始する計画である。今回の取り組みは、LG AI Researchが英語を母語としない新興国と共同でAIを開発・商用化する初の試みであり、現地語、データ主権、米国・中国の提供企業への依存低減に対する需要を反映している。