ユニパー、eSAF年4万トンを10年超購入へ デンマークで生産

  • ユニパー、米国拠点のArcadia eFuelsからeSAFを購入することで合意
  • 年間4万トンを10年超にわたり供給
  • EUのSAF義務、2025年の2%から2030年に6%へ引き上げ

ドイツ国有電力会社ユニパーは、米国拠点のArcadia eFuelsから合成持続可能航空燃料(eSAF)を年間4万トン、10年超にわたり購入することで合意した。燃料はデンマークにあるArcadiaの「エンドア」プロジェクトから供給される。両社によると、今回の契約はこれまでで最大級のeSAFオフテイク契約(長期購入契約)の1つである。供給は2030年代初頭に始まる見通しで、年間の供給量は、ユニパーの拠点であるデュッセルドルフとアブダビを結ぶボーイング787-9の年間約1000便で使用される燃料に相当する。航空業界は脱炭素化が難しいため、排出量の少ない燃料の導入を進めている。ユニパーのマイケル・ルイス最高経営責任者(CEO)は、将来性のあるプロジェクトから持続可能な航空燃料の生産を拡大し、産業規模の生産につなげることが優先課題だと述べた。また、成長余地の大きい市場で地位を築くうえで重要な契約だとした。Arcadia eFuelsのエイミー・ヒーバートCEOは、eSAFが航空燃料の供給源の多様化に寄与し、EU域内での生産拡大を促す可能性があると述べた。EUの規則では、地方空港で供給される燃料に占めるSAFの割合を2025年に2%、2030年に6%とすることが義務付けられている。これらの義務のうち、eSAFは2030年から全燃料の1.2%、2035年から5%を占める必要がある。

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