アルテロ・バイオサイエンシズは、肥満治療薬ART27.13の単剤投与に加え、オゼンピックとウゴービの有効成分であるセマグルチドなどのGLP-1受容体作動薬との併用を対象とする特許仮出願を行った。同社の4週間にわたるDIO-2試験では、肥満マウスにART27.13を単剤投与した場合、約20%の体重減少が生じ、セマグルチドと併用した場合は約40%減少した。ART27.13投与群で減少した体重の約80%は脂肪であった。併用療法では、セマグルチド単剤よりも食欲が強く抑制されたほか、経口ブドウ糖負荷試験で耐糖能が改善し、骨ミネラル密度も上昇した。この効果は他の治療群では確認されなかった。アルテロは、今回の結果によって肥満研究と知的財産上の立場が広がると説明した。一方で、結果は予備的なものであり、プログラムは初期段階にあるほか、動物実験の結果がヒトに当てはまるとは限らないと指摘した。JPモルガンは、世界のGLP-1市場が2030年までに2000億ドルに達する可能性があると予測している。