クアルコムは、オープンソースのロボット向けフレームワーク「MoveIt」の主な開発・保守担当であるPickNikを買収することで合意した。買収条件の詳細は明らかにされておらず、取引完了には通常の諸条件を満たす必要がある。クアルコムは、MoveIt 1、MoveIt 2、MoveIt ProをDragonwingのロボット向けエコシステムに組み込む一方、オープンソースとしての地位とサードパーティー製ハードウエアへの対応を維持する方針である。今回の買収により、フィジカルAI向けのソフトウエア能力が強化される見通しで、コンピュータービジョン、センサーフュージョン、エッジAI、ロボットのリアルタイム制御に使われるDragonwingプロセッサーを補完する。クアルコムのロボット関連製品には、最大700 TOPSのAI性能を提供するIQ10 Robotics Reference Designや、最大40 TOPSの処理性能とSTM32H5マイクロコントローラーを組み合わせ、低遅延のモーター制御を実現するArduino VENTUNO Qがある。クアルコム株は水曜日のプレマーケット取引で196.65ドル前後となり、火曜日の終値198.27ドルから約0.8%下落した。火曜日は約2.1%上昇し、月曜日は9.3%上昇していた。