S&Pグローバルの米サービス業PMI速報値は、8月の56.5から9月に58.7へ上昇し、エコノミスト予想の55.8を上回った。50を上回る数値は景気拡大を示すため、今回の数値は2020年半ばに始まった景気回復以降、PMI系列で最も高い水準となった。同指数は金融、不動産、医療、宿泊・飲食などの業界を対象に、受注、雇用、価格、産出について購買担当者を調査する。米国の数値は、同日発表されたユーロ圏の総合PMIの53.1、ドイツのサービス業PMIの52.9、英国のサービス業PMIの51.7を上回った。サービス業の活動が力強いことで物価上昇圧力が根強くなる可能性があり、米連邦準備制度の政策見通しは複雑になる恐れがある。債券市場では、短期的な利下げ観測が後退する可能性があり、金利見通しの変化に特に敏感な2年物米国債利回りが反応する展開も考えられる。S&Pグローバルが公表する受注、雇用、投入コストなどの詳細なサブ指数は、今回の結果を押し上げた要因を巡る手掛かりをさらに提供する。