DeepSeekは、大規模なAIエージェント訓練向けプラットフォーム「DSec」に関する31ページの論文を公開し、システムの処理能力と運用中に確認されたセキュリティーリスクの双方を詳述した。論文のタイトルは「DeepSeek Elastic Computing(DSec):大規模エージェント訓練向けサンドボックス基盤」で、19日にarXivに掲載され、24日に中国メディアが報じた。論文の執筆には、創業者の梁文鋒氏を含む130人超が参加した。DSecの基本単位は約160台のサーバー、3万CPUコア、250TBのメモリーで構成され、1日当たり300万個のサンドボックスを作成し、38万個超を同時に稼働させられる。既存の説明では、毎秒5000個超のサンドボックスを作成し、個別の訓練タスク向けに最大3万2000個を起動できるとされる。一方、DeepSeekは現在稼働しているDSec単位の数を明らかにしていない。論文は、システムの損傷、リソースの枯渇、システム構成要素への干渉、意図しない経路を通じて答えや保護されたファイルの内容を取得しようとする行為を挙げ、運用中のエージェントを完全に信頼することはできないと指摘した。DeepSeekは、単一の安全策であらゆる不正動作やシステム障害を阻止することはできず、DSecの監視機能を継続的に強化しているとした。