水曜日の米東部時間午後5時14分までの24時間に、仮想通貨のロングポジション約4億4400万ドルが清算された。CoinGlassのデータによると、9月15日以来最大の規模である。ロングは、約5億8000万ドルに上った清算総額の約77%を占めた。未決済建玉は4%減の1514億ドルとなった。 予想を上回る9月の経済指標や債券利回りの上昇に加え、インフレ率を目標水準に戻すには追加の政策調整が必要になる可能性があるとの米連邦準備制度(FRB)のマイケル・バー理事の警告を受け、ポジションの清算が進んだ。ビットコインは24時間比2.2%安の約8万4340ドルで取引され、Glassnodeが示す8万4000ドルのサポート水準をかろうじて上回った。Glassnodeは、この水準を維持すれば上値の道筋として9万6700ドルを、割り込めば下値で7万7000ドルを再び試す可能性を示した。 今回の動きに先立ち、9月21日には約9億2500万ドルのショートポジションが清算され、ビットコイン現物ETFにも大規模な資金が流入していた。ショートスクイーズによる強制的な買いがなくても、現物買いが今後も市場を支えるのかが問われている。Glassnodeによると、ビットコイン保有者は過去7日間に約51億ドルの純利益を実現した。同社はこの水準について、過去の市場ピーク時よりも2023年終盤に近いと説明した。