ビットクエリー・リサーチは、再構築した「パトシ」パターンを通じて、117万BTCがビットコインの創設者サトシ・ナカモト氏に関連付けられると推定した。これまでで最大の推計で、価値はほぼ1000億ドルに上る。チームは、過去の研究に依拠せず独自の分類器を用いて、ビットコインの初期マイニング期間に生成された5万4316ブロックを評価した。ビットクエリーによると、特定された保有分の99.86%は一度も移動していない。公開された「パトシ」パターンから流出したのは合計1550BTCにすぎず、その多くはビットコインがまだ実質的に実験段階にあった時期に動いていた。報告書に記載されたコインのうち、2017年12月以降に移動したものはないという。2020年以降、サトシ時代にマイニングされた他のビットコインは移動しているが、ビットクエリーがあらかじめ定めたサトシ氏への帰属判定テストを満たすものはなかった。報告書には、2026年9月1日のブロック965,051時点で、102万3352BTCが移動していないことが証明されているとの記載もある。従来の推計は60万BTCから113万BTCの範囲で、ビットクエリーの数字により「パトシ」推計は計10件となった。今回の調査結果は、2011年にインターネット上から姿を消す前に、サトシ氏がハル・フィニー氏らにコインを送っていたことを巡る長年の憶測に新たな材料を加える。多くのビットコイン支持者にとって、創設者が沈黙を続けていることは、プロジェクトの分散型でオープンソースの設計と、その背後にある理念へのコミットメントを裏付けるものとなっている。