トランプ大統領は9月23日、アンドルーズ統合基地で中国の習近平国家主席を自ら出迎えた。習氏にとって11年ぶりの米国国賓訪問を印象付ける異例の対応である。首脳会談の中心議題は、米中の貿易休戦を延長するかどうかだ。中国は昨年の関税対立でレアアースのサプライチェーンを交渉材料として利用したことを受け、技術的自立を進めるための時間の延長を求めている。ワシントンも休戦の維持を望んでいるが、より短い延長期間を支持し、中国に米国産農産物や航空機の購入拡大を迫っている。議題には人工知能を巡る意思疎通のルートや半導体関連問題も含まれる。一方、貿易、台湾、AI競争を巡る対立が残り、合意の行方は不透明である。479人の兵士が参加する正式な国賓到着式は9月24日に予定されている。中国が、誤って香港に発送された機微なF-35部品を入手したとの報道も、協議の議題となる可能性がある。