米食品医薬品局(FDA)は、FGFR2遺伝子の融合または再構成が確認された胆道がん患者の二次治療薬として、「Lypiktu」(一般名:lirafugratinib)を承認した。HLB傘下のElevar Therapeuticsが開発・販売する経口薬で、FGFR2を選択的に阻害する。米国では2026年第4四半期の発売を予定している。第1/2相のReFocus試験では、承認対象となった患者集団で客観的奏効率が45.7%、奏効期間の中央値が11.8カ月、無増悪生存期間の中央値が11.3カ月だった。今回の承認は、韓国企業が申請した新規がん治療薬が米国で直接承認される初のケースとなる。Elevarは2024年、Relay Therapeuticsから世界での開発・販売権を取得した。2026年9月には欧州での承認を申請しており、FGFR2異常を伴う他の固形がんでも同薬を研究している。商業面での見通しは、既存のFGFR標的治療薬との競争力や、FGFR2を標的とする治療の対象となる患者数が少ないことにも左右される。