ブラックロックは、モデルポートフォリオ約3000億ドルについて、米国大型株への投資比率を引き上げるとともに、人工知能(AI)関連の投資先を、AIを導入する企業やその恩恵を受ける企業へ振り向けている。9月23日付の指針では、米国市場、先進国市場、新興国市場に対する地域配分の傾斜も縮小した。ブラックロックによると、2026年第2四半期の決算から、AIインフラへの投資が測定可能なリターンを生み出していることが示され、AIの基盤技術を開発する企業から、エネルギー、資本財、ヘルスケア、金融サービスなどのセクターでAIを導入する企業へ投資対象を移す動きを後押ししている。ブラックロックのラリー・フィンク最高経営責任者(CEO)は以前、超大型テクノロジー企業よりもエネルギーやインフラへの投資家の関心が高まっていると指摘していた。一方、欧州・中東・アフリカの顧客で、米国の最大手テクノロジー企業を最も有望なAI投資機会と捉えていたのは約20%にとどまった。ブラックロックは、世界のAI関連設備投資が2030年までに5兆〜8兆ドルに達する可能性があると予測している。