メキシコのルイス・ロセンド・グティエレス経済副相(対外貿易担当)は23日、メキシコと米国による4回目の通商協議について、来週は開催せず、10月に実施する可能性があると述べた。延期の背景には、中国の習近平国家主席の訪米や、近く開かれるG20サミットなどの日程上の重複がある。正式協議は一時停止しているが、米通商代表部(USTR)との技術的な調整は日々続いている。協議では、メキシコが一部の米国関税の軽減を受ける一方、米国が求める自動車部品の域内調達比率や中国からの投資を巡る課題に対応する暫定的な二国間合意を目指している。グティエレス氏は、メキシコの優先事項は鉄鋼、アルミニウム、自動車に課された通商拡大法232条に基づく関税の引き下げだと述べた。協議項目は54項目から約90項目に増えた。同氏は、デジタルプラットフォーム規制など複雑な問題を扱う中での自然な展開だと説明した。