AMD、時価総額1兆ドル突破 米半導体4社目

  • AMDは時価総額1兆ドルを突破し、米半導体メーカーとして4社目となった。
  • 株価は9月21日、約10%上昇して日中取引で一時616ドル近辺まで上昇した。
  • AMDの第2四半期データセンター売上高は前年同期比107%増の67億ドルとなった。

アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は9月21日、時価総額が1兆ドルの大台を突破し、エヌビディア、ブロードコム、マイクロンに続く米半導体メーカーとして4社目となった。株価は約10%上昇して日中取引で一時616ドル近辺まで上昇し、終値は約613ドルだった。AMDはまた、世界で時価総額1兆ドルに到達した企業として14~16社目になると推定された。株価は2026年に入って約180~187%上昇しており、これには従来報じられた185%の上昇も含まれる。ナスダックを大幅に上回る伸びである。上昇の原動力はデータセンター売上高の急成長で、2026年第2四半期は前年同期比107%増の67億ドルに達した。全社売上高も50%増の115億4000万ドルとなった。EPYCサーバー向けCPUとInstinct GPUへの需要を背景に、AMDはAIワークロード向けの供給企業としての地位を築いており、顧客にはメタ、オープンAI、アンソロピック、マイクロソフトなどが含まれる。アンソロピックは2027年にMI450シリーズのGPUを最大2ギガワット導入する計画で、AMDは2027年までにデータセンター売上高が2倍超に増えると見込んでいる。リサ・スー最高経営責任者(CEO)の戦略は、ZenによってAMDのCPUでの地位を再構築する段階から、データセンターシステムで競争する段階へと進化した。2026年7月には、ラック規模のAIプラットフォーム「Helios」を投入した。AIのトレーニング用ハードウエアとソフトウエアでは、依然としてエヌビディアが首位に立っている。そのためAMDは、チップ性能だけでなく、エコシステムの成熟度、推論需要、システム全体の提供力でも競争する必要がある。AMDの最新の売上高見通しはウォール街の予想を上回ったものの、高まっていた期待には届かなかった。投資家は引き続き、ハイパースケーラーの支出、エージェント型AI、バリュエーションを注視している。アナリスト50人の平均目標株価は604ドルで、従来から買い推奨で一致していた。

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