エリプティック、現場捜査向けAIツール「Pulse」発表

  • エリプティックは、現場の警察官による仮想通貨アドレスや取引の分析を支援する「Pulse」を発表した。
  • Pulseは65を超えるブロックチェーンと、特定済みアドレス10億件超を数秒以内に調べる。
  • エリプティックは、手作業による追跡時間を最大50%短縮できる「Decode」も導入した。

ブロックチェーン分析企業のエリプティックは、現場の法執行官向けに、ウォレットアドレスやトランザクションハッシュのリスク要約と照会先の推奨を平易な言葉で数秒以内に提示する人工知能(AI)製品「Pulse」を発表した。同ツールは65を超えるブロックチェーンと、特定済みアドレス10億件超を収録したデータベースを調べる。専門的な仮想通貨追跡要員の不足による遅れへの対応を支援する。Pulseは、容疑者の携帯電話やスキャムの領収書、捜索・逮捕現場、薬物過量摂取の現場で仮想通貨に遭遇した警察官を対象とし、ブロックチェーンの専門知識を必要としない。分析結果とその根拠、事件番号にひも付けた警察官の現場メモは、ワンクリックでエリプティックのスクリーニング・フォレンジック追跡ツールや、各機関独自の業務フローに送信できる。エリプティックによると、既存のインテリジェンス機能は65を超えるブロックチェーン上の仮想通貨取引量の99%超をスクリーニングしている。ロンドンに拠点を置く同社は、今月公表したエージェント型AIのガバナンス枠組みの下で、人による監督、モデルの透明性、最終判断を警察官が管理できることを重視している。エリプティックはまた、手作業による追跡時間を最大50%短縮できるというAI捜査ツール「Decode」も導入した。同社は今年初め、ナスダックやドイツ銀行などから1億2000万ドルを調達した。調査成果は、Telegramのマーケットプレイスに関連する米シークレットサービスの仮想通貨凍結、数十億ドル規模のマネーロンダリングに関連するインフラの米司法省による押収、イラン中央銀行がUSDTを取得したとの調査結果など、主要な法執行措置で取り上げられている。

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