Databricksは、クラウド型スプレッドシートのスタートアップであるRow Zeroを買収した。同社の技術は、企業データ向けAIプラットフォーム「Genie」に統合される。今回の統合により、財務、業務、市場開拓の各チームは、セキュリティー管理、ユーザー権限、監査証跡を維持しながら、ライブデータを使うための使い慣れたグリッド形式のインターフェースを利用できるようになる。Row Zeroは100万行を超えるライブのスプレッドシートデータを処理でき、その技術はDatabricksの「Genie Ontology」上で稼働し、「Unity Catalog」および「Unity Gateway」と接続する。両社は、企業データを接続されていないスプレッドシートファイルに書き出す一般的な運用を対象としている。こうした運用はガバナンスと監督を弱める可能性がある。Databricksによると、この製品は人間のユーザーとAIエージェントの双方をサポートし、主要なクラウドプラットフォームで利用できるほか、同社のエコシステム外にあるデータソースとの接続も引き続き可能である。買収条件は明らかにされていない。今回の取引は、Databricksが企業向けAIインフラへの事業拡大を進める動きに加わるものだ。同社は最近、企業価値をおよそ1900億ドルと評価する資金調達ラウンドを実施したほか、Panther Labs、Quotient AI、SiftD.ai、Electricも買収している。