クアルコムは、約40億ドルで買収したAIソフトウェア企業Modularについて、異なるAIチップに対応する統合開発レイヤーを支える戦略を明らかにした。ハワイ州マウイで開催された「Snapdragon Summit 2026」で示したこの戦略は、中央処理装置(CPU)、画像処理装置(GPU)、ニューラル・プロセッシング・ユニット(NPU)向けに個別の開発や最適化を行う負担の軽減を目指す。Modularのプログラミング言語「Mojo」、モデル実行システム「MAX」、インフラ基盤「Modular Cloud」は現在、6社の主要ハードウェアメーカーによる6つのアーキテクチャを1つの環境でサポートしている。クアルコムは、データセンター向けAIアクセラレーター「Dragonwing」から、PCやスマートフォンに使われるSnapdragonチップへソフトウェア対応を広げる計画である。マイクロソフトは両社と連携し、個別の変換なしにWindows上でMojoをサポートできるよう取り組んでいる。この取り組みにより、クアルコムはNVIDIAのCUDAエコシステムに対抗し、競争の軸をソフトウェアと開発者の採用へ移すことになる。ただし、ModularのSnapdragonへの統合はまだ初期段階にある。