大豆先物は1ブッシェル当たり13ドル近辺で取引され、2023年12月以来の高値水準近くで横ばいとなっている。トレーダーは、予定される米中首脳会談の詳細や、中国による米国産農作物への需要回復を示す兆候を待っている。市場では、中国が米国産農産物の具体的な購入を発表するか、米国産大豆に対する10%の関税を撤廃するかが注目されている。米国と中国は、貿易戦争の休止を1月10日まで延長することで合意した。ホワイトハウスは5月、中国が2026年、2027年、2028年に少なくとも170億ドル相当の米国産農産物を購入することを約束したと明らかにした。ただ、トレーダーは、この約束が履行されたことを示す証拠は乏しいと指摘している。ドル高は米国産農産物を輸入業者にとって割高にするため、穀物市場の重しとなった。一方、ウクライナ戦争を巡る外交努力の再開を受け、黒海からの輸出の流れが改善するとの期待が高まった。市場の関心は、来週発表されるUSDAの四半期統計に移っている。同統計では、9月1日時点の大豆在庫が3億2400万ブッシェルとなり、前年同期をわずかに下回ると予想されている。