ドイツ産業連盟(BDI)は、中国に関連する経済リスクを低減する取り組みを一段と一貫して進めるよう求める一方、広範な保護主義には反対した。BDIは政策文書で、欧州に対しサプライチェーンを多様化し、経済・安全保障上の利益に基づいて他地域との提携を構築するよう提言した。また、欧州連合(EU)がアンチダンピング措置や補助金相殺措置を通じ、不公正な競争に迅速に対応できる体制を整えるよう求めた。BDIのターニャ・ゲーナー最高経営責任者(CEO)は、中国との競争が欧州の開放的な社会的市場経済に圧力をかけており、適切な産業・通商政策による対応が必要だと述べた。BDIはさらに、米国の保護主義的措置が欧州企業に打撃を与える場合、長期的な戦略関係を維持しつつ、欧州が米国に対してより強硬な姿勢を取るよう求めた。ドイツ産業界がフリードリヒ・メルツ首相に対中姿勢の厳格化を迫るなか、今回の提言が示された。