SMBC、VPBank出資比率を20%へ引き上げ協議

  • SMBCはVPBankへの出資比率を15%から約20%に引き上げる協議を進めている。
  • 2023年の出資取得額は、約40%のプレミアムを含め15億ドルだった。
  • SMBCとVPBankは評価額を巡る意見の相違を抱えながらも、今年中の取引完了を目指している。

三井住友銀行(SMBC)は、ベトナムのVPBankへの出資比率を15%から約20%に引き上げる方向で、詰めの協議に入っている。協議に詳しい4人によると、SMBCは2023年に既存の出資分を15億ドルで取得した。両社は今年中の取引完了を目指しているが、数カ月にわたる協議を経ても評価額を巡る意見の隔たりは残っている。VPBankは、SMBCが2023年に支払った約40%のプレミアムに匹敵する大幅な上乗せを求めている。一方、SMBCは私募(新規発行株を選定した投資家に直接売却する方法)ではなく、市場で株式を取得する案も検討している。現在、5%の持ち分の価値は約4億2500万ドルと評価されている。アドバイザーの報告書は、VPBankが新規発行株の売却を通じて7億ドルから9億ドルを調達できる可能性があるとしている。出資を拡大すれば、SMBCはベトナムの消費者や企業へのアクセスを広げられるほか、保険や信用供与の顧客を取り込める。日本の顧客や多国籍メーカー向けのサービス強化にもつながる。ベトナムは2030年まで年率10%以上の成長を目標に掲げており、同国の株式市場は今週、FTSEラッセルによって新興市場に格上げされた。SMBCとVPBankはコメントを控えた。ベトナムの銀行に対する外国人出資比率は通常30%が上限だが、VPBankはGPBankの再編に参加したため、上限が49%となっている。

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