ゴールドマン・サックスは、12カ月後のドル円予想を165円から150円に引き下げ、7月に示した円安予想を撤回した。3カ月後と6カ月後の予想はそれぞれ158円、155円に設定した。ストラテジストのカレン・ライヒゴット・フィッシュマン氏は、18日に日銀が政策金利を0.25ポイント引き上げて1.25%としたことを含め、利上げペースの加速と、日本の資金が国内資産に戻る可能性を理由に挙げた。利上げの加速は、拡張的な財政政策によるインフレ圧力を和らげ、円を支える可能性がある。また、景気後退への懸念が強まった場合、円はポートフォリオのリスク低減にも寄与し得るという。バンク・オブ・アメリカは年末の予想を1ドル=149円に設定しており、円の一段の上昇に賭けるヘッジファンドのポジションも増えている。ゴールドマンは短期的には慎重な姿勢を維持し、ドルに対する直接的な円買いよりも、ユーロに対する円高を見込むポジションを選好している。