国際刑事裁判所、機関全体への米制裁に備え運営体制を整備

  • 国際刑事裁判所の当局者は、機関を対象とする新たな米制裁の可能性に備えて運営体制を整えた。
  • ICCの職員13人(18人いる判事のうち9人を含む)が米制裁を受けている。
  • 米国とイスラエルはICC加盟国ではなく、管轄権はパレスチナの加盟に基づいている。

国際刑事裁判所(ICC)は、機関全体を対象とする新たな米制裁の可能性から業務を守るため、対策を講じている。ナズハット・シャミーム・カーン副検察官がフィナンシャル・タイムズに明らかにした。裁判所は、オフィスソフトをマイクロソフト製品からドイツの「openDesk」に移行し、銀行取引や健康保険、給与支払いへの影響を抑える措置を整えた。職員に数カ月分の給与を前払いする対応も取ったという。カーン氏によると、当局は追加制裁のうわさを聞いているものの、正式な通知は受けておらず、準備は現在も進行中である。 今回報じられた脅威は、ICCの職員13人(18人いる判事のうち9人を含む)に対する米制裁に続くものだ。制裁により、一部職員は米国のクレジットカードなどのサービスを利用できなくなっている。ドナルド・トランプ大統領は国連総会での演説で、ICCへの批判を改めて示し、加盟国に脱退を促した。緊張が高まった背景には、ICCが2024年、ガザでの戦争犯罪容疑を巡り、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と元国防相のヨアブ・ガラント氏に逮捕状を発行したことがある。米国とイスラエルはICC加盟国ではないが、同裁判所はこの事件について、パレスチナの加盟に基づき管轄権を行使している。

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