米FRB、ウォーシュ議長就任127日で全会一致の利上げ バランスシート縮小計画は停滞

  • 米連邦準備制度理事会(FRB)は、ウォーシュ議長の就任から127日目に0.25ポイントの利上げを12対0で決定した。
  • 利上げによりFF金利の誘導目標は3.75%〜4%となった一方、7月のインフレ率は3.7%とFRBの2%目標を上回った。
  • ウォーシュ議長はFRBの情報発信と政策思想の体制転換を進めたが、委員会と市場の制約を背景にバランスシート縮小は停滞した。

米連邦準備制度理事会(FRB)のウォーシュ議長は、就任から127日目に0.25ポイントの利上げについて12対0の全会一致の支持を取り付け、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を3.75%〜4%とした。利上げは2023年7月以来初めてで、ウォーシュ議長がより広範な体制転換の方針を進め、トランプ大統領から独立して行動するかどうかを巡る疑問に直面するなかで実施された。個人消費支出(PCE)価格指数で測ったインフレ率は7月に3.7%となり、FRBの2%目標を上回った一方、市場は追加利上げを織り込んだ。ウォーシュ議長は会合後の記者会見を短縮し、記者席の配置を変更したほか、自身の金利見通しをドット・プロットに掲載せず、中立金利を政策判断の指針とすることも退けた。FRBが保有する6.7兆ドルの資産を圧縮する計画は、政策当局者がタスクフォースの検証を待つなかで引き続き停滞し、10年物米国債利回りは5%を上回った。

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