カンザス、オクラホマ、テキサス各州で米移民・税関捜査局(ICE)の活動が活発化し、牛肉加工、フィードロット、酪農、輸送拠点、関連事業が混乱したと業界団体が明らかにした。テキサス州牛飼育業者協会、オクラホマ州畜産業者協会、カンザス州畜産協会によると、従業員の欠勤や数千頭の牛の出荷遅延が発生し、数百万ドルの収入が失われた。ドッジシティ、リベラル、ガーデンシティ近郊の一部施設では、牛をフィードロットに戻す事態となった。米国土安全保障省はカンザス州にICE要員がいることを認めた一方、職場の一斉捜索は実施していないと説明した。食肉処理業者が木曜日に処理した牛は推定9万頭で、1週間前から16%減少した。米国の牛群規模が75年ぶりの低水準となるなか、牛肉価格は過去最高水準にとどまっている。業界関係者は、混乱が長期化すれば牛肉の供給が減少し、消費者価格が上昇する可能性があると警告した。