韓国の李在明大統領は、メキシコとの貿易協定交渉を早期に再開するよう呼びかけ、制度面での結びつきを強化すれば両国の経済協力をさらに深められると述べた。国賓訪問中の金曜日、メキシコ市で開かれた韓墨ビジネスフォーラムで発言した。李氏は、両国の協力がすでにメキシコ経済と雇用創出に大きく貢献していると語った。発言は、米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)の先行き不透明感を背景に、メキシコで事業を展開する韓国企業に追加コストやサプライチェーン上のリスクが生じる可能性があるなかで出た。李氏は、メキシコの製造基盤と現地部品エコシステムを韓国の技術競争力と組み合わせ、北米を越えて世界市場へ進出すべきだと述べた。大統領府高官は、USMCAの再交渉が進む間に自由貿易協定(FTA)を推進するのは時期尚早だとし、両国は包括的経済連携協定(CEPA)や、より限定的な補完的貿易枠組みを検討できるとの見方を示した。両国の貿易額は昨年206億ドルに達し、メキシコは韓国にとって中南米最大の貿易・投資相手国となっている。一方、韓国はメキシコにとって5番目に大きい貿易相手国である。李氏はまた、バイオテクノロジー、ヘルスケア、美容、デジタルイノベーション、エネルギー、電力システム、インフラ、文化産業での協力も呼びかけた。韓国企業はメキシコで人工知能(AI)データセンター、電力システム、電気自動車施設に投資するとともに、メキシコ企業と低炭素・メタノール関連プロジェクトにも取り組んでいる。フォーラムには、崔泰源氏を含む韓国の企業関係者51人と、メキシコの政府・企業関係者27人が参加した。メキシコのマルセロ・エブラルド経済相も出席した。