ブラジルのルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバ大統領は、固定オッズ型スポーツ賭博を禁止する暫定大統領令に署名した。大統領選の第1回投票まで1週間余りのタイミングとなる。措置は賭博の運営、提供、仲介、広告を即時に停止し、プラットフォームへの新規入金を禁止する一方、利用者には10月5日まで資金の引き出しを認める。命令を存続させるには、議会が120日以内に承認しなければならない。ルラ氏は今回の措置について、家計債務とギャンブル依存症への対応が目的だと述べた。一方、選挙戦で最大のライバルであるフラビオ・ボルソナロ氏は、選挙対策だと批判した。政府はまた、固定オッズ賭博に関連する行為を犯罪とする法案を起草しており、賭博の宣伝や、賭け手を勧誘するための個人データ利用も対象に含めている。ブラジルは2018年にオンライン賭博を市場に開放し、その後、規制と課税を導入したが、ルラ政権はこの分野を公衆衛生上および経済上の問題として、次第に強く位置付けるようになっている。