ブラジルのフィンテック企業ヌーバンクは、英デジタル銀行モンゾに買収の可能性を巡って接触した。買収が実現すれば、モンゾの評価額は最大100億ポンドとなる可能性がある。協議は真剣な段階にあるものの、まだ初期段階だという。これまでの報道では、想定される評価額は80億~100億ポンドとされていた。モンゾは別途、資本調達と成長加速に向け、最大15%の株式を売却する案についてプライベートエクイティ(PE)各社とも協議している。650億ドル(490億ポンド)と評価されるヌーバンクは、ラテンアメリカ全域で1億4000万人の顧客を抱え、海外展開を拡大するなか、1月には米国の銀行免許を取得した。モンゾの評価額は2024年末時点で45億ポンド。直近の報告では、売上高17億ポンド、税引き前利益8730万ポンドを計上している。今回の買収の可能性を受け、急成長する金融企業を英国にとどめる力が同国にあるのかを巡る議論が再燃している。モンゾは、米国事業を閉鎖し、スペインとアイルランドでサービスを開始した後も、ダイアナ・レイフィールド最高経営責任者の下で欧州への注力を続けている。