SECのHester Peirce委員は10月2日付で同委員会を離れ、2026年11月にリージェント大学ロースクールの准教授に就任する。仮想通貨業界で「クリプトママ」として広く知られるPeirce氏は、2018年1月から委員を務め、2025年1月からは同委員会の「暗号資産タスクフォース」を率いてきた。辞任により、SECの現職委員はポール・アトキンス委員長とマーク・ウエダ委員の2人となる。民主党枠の2議席は空席となり、後任は発表されていない。Peirce氏は、ゲイリー・ゲンスラー前委員長の下でSECが取ったデジタル資産に対する執行優先のアプローチをたびたび批判し、新興市場が法的基準を確立するには執行措置ではなく明確な規則が必要だと主張してきた。今回の辞任は、SECがトークン分類に関するFAQを公表し、「暗号資産規制」の提案を進める中で決まった。Peirce氏の2期目の任期は2025年6月5日に満了していたが、SECの規則では後任が承認されていない場合、約18カ月間在職を続けることが認められている。辞任届の日付は9月21日で、発表は9月25日に報じられた。