米国、日本、欧州で債券利回りが上昇し、超低金利時代に積み上がった債務の借り換えコストが高まるとの懸念が再燃している。2026年9月24日には米国債の変動性が急上昇し、ICE BofA MOVE指数は104.58に達した。10年債利回りは一時5.2%まで上昇し、金曜日には5.23%に達した。2007年以来の高水準で、イラン戦争開始前を1ポイント超上回る。30年債利回りは5.49%に達し、2004年以来の高水準となった。日本の10年債利回りは3%を突破し、1996年以来の高水準となったほか、ドイツと英国の10年債利回りも2009年以来の高水準に達した。米連邦準備制度当局者のタカ派的な発言と米国債入札での需要低迷が、債券相場にさらなる圧力を加えた。中東紛争に伴う原油価格の上昇、堅調な経済活動、財政赤字の拡大、AI関連投資の増加も借り入れコストを押し上げている。JPモルガン・チェースは、2030年までにAI関連債務が4兆1000億ドル発行されると推計している。CBOは今年の米国の純利払い費を約1兆ドル、国際通貨基金(IMF)は世界の公的債務が2029年までにGDPの100%に達すると予測している。債券市場が圧迫される一方、人工知能を巡る楽観論と中東での供給懸念の緩和が、米国の超大型株を支えた。