スペインの住宅危機を巡り、土曜日に数万人がマドリードを行進し、借家人保護の強化や詐欺対策、代替住宅のない立ち退きの禁止を求めた。抗議デモは、水曜日に87歳のマリア・デル・カルメン・アバスカルさんが、数十年暮らしてきたレティーロ地区のアパートから立ち退きを命じられたことを受けたものだ。家賃は500ユーロ(570ドル)から2650ユーロに引き上げられ、その後1650ユーロに減額されたが、年金ではなお支払えない金額だったため、アバスカルさんのケースは全国的な象徴となった。スペインでは、住宅不足が約55万戸に上るとスペイン銀行が推計している。一方、公的賃貸住宅は供給全体の2%未満で、欧州連合(EU)平均の8%を下回っている。