Bitgetで発生した3億8750万ドル規模のセキュリティーインシデントは、秘密鍵の盗難ではなく、攻撃者が取引署名のワークフローを操作したことが原因だった。GoPlus Securityが9月26日に公表した独立分析で明らかにした。同社によると、偽造されたバックエンドデータによって、Bitgetの署名システム自体が、複数のホットウォレットとウォームウォレットからの正規のオンチェーン送金を承認した。コールドストレージと、別運営のBitget Walletは影響を受けなかった。Bitgetは当初、損失額を3億5160万ドルと見積もっていたが、同じ攻撃期間に発生した3590万ドル相当のZcashとTRONの送金を加え、3億8750万ドルに修正した。GoPlusは、9月24日18時58分から21時23分(UTC)にかけて、複数のブロックチェーンをまたぐ資金流出を再構成した。1分間で約1億8500万ドルが流出した事例も含まれる。Bitgetは、ユーザー残高に変更はなく、4億6400万ドルを超えるユーザー保護基金で不足分を補填したと説明した。出金は9月28日から段階的に再開する予定で、ビットコインから始める。取引所は脆弱性を修正したとしている一方、MandiantとSlowMistは侵入経路や攻撃者特定の可能性について調査を続けている。