グッチは「Made in China」と表示した1000ドルのスニーカーを発売した。105年にわたる同ブランドとイタリア生産の結びつきを断つ動きだが、グッチは採用したメーカーについて、技術力と同社の品質基準を満たす能力を理由に選定したと説明した。グッチによると、その他の製品は引き続きイタリアで生産する。今回の動きは、中国メーカーが低価格輸出から高級品、電気自動車、産業機械へと事業を拡大する中で起きた。一部のエコノミストは、この変化を「第2の中国ショック」と呼んでいる。中国の製造業賃金は台湾や韓国を下回っている一方、中国のサプライヤーは、フォルクスワーゲンの中国事業を含む数十年にわたる提携を通じて、欧米基準の専門知識を蓄積してきた。こうした変化は欧州企業に圧力をかけており、とりわけドイツの産業部門が強く影響を受けている。ドイツの対中輸出は昨年9.7%減少した一方、輸入は8.8%増加し、ドイツから中国への自動車輸出は3分の1減少した。フォルクスワーゲンの中国での納車台数は第2四半期に36.6%減少。同社はモデル数を最大半分に削減し、10万人を削減すると明らかにした。欧州の自動車メーカーは関税や提携で対応している。中国資本の自動車メーカーは5月、初めて欧州で日本ブランドを上回った。フォルクスワーゲンは2023年、Xpengに7億600万ドルを投資して約5%の株式を取得し、中国向け車両を共同開発することで合意した。