ウォール街、原油・金利・金の圧力強まる 北海ブレント107ドル

  • 米国とイランの協議が停滞する中で原油価格が上昇し、米国債利回りは5.2%を上回った。
  • トレーダーは来月の米連邦準備制度による利上げ確率を約65%と織り込んでいる。
  • 投資家は、米連邦準備制度の政策を見極める上で手掛かりとなるPCEインフレ指標と雇用統計を待っている。

米国債利回りは5.2%を上回り、2007年半ば以来の高水準に達した。原油価格が再び上昇し、ホルムズ海峡を巡る米国とイランの協議が停滞したことで、インフレ懸念が再燃した。北海ブレント原油は1バレル107ドルに達し、ウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は4%弱上昇して95.89ドルとなった。トランプ大統領が海峡の再開に向けたイランの提案を拒否したことが背景にある。トレーダーは現在、来月の米連邦準備制度による25ベーシスポイントの利上げ確率を約65%、12月の追加利上げ確率を53%とみている。米連邦準備制度は今月初め、25ベーシスポイントの利上げを実施した。投資家はPCEインフレ指標と雇用統計を待っているほか、堅調な経済指標、米国の財政状況の悪化、政府債務の増加も米国債への圧力となっている。金は3.06%下落し、1オンス4153.10ドルとなった。実質利回りの上昇とドル高により、利息を生まない金地金の需要が減少した。

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