トウモロコシ先物取引は1ブッシェル当たり約5.20ドルと3週間ぶりの安値に下落した。中国が関税引き下げ案から種子用ではない米国産大豆を除外したことで、大豆の売りが穀物市場全体に広がった。トウモロコシは中国側の関税軽減案の対象に含まれたものの、合意には米国産トウモロコシの新たな購入確約は盛り込まれなかった。 米国産トウモロコシの輸出検査は、9月24日終了週に157万トンとなり、前週の196万トンから減少した。ただ、市場予想の上限付近だった。米国産トウモロコシの収穫は9月27日時点で18%完了し、過去5年平均を上回った。作柄が「良」または「優良」と評価された割合は56%だった。市場関係者は、国内在庫の最新推計を示す米農務省(USDA)の9月30日発表の穀物在庫報告を待っている。 市場の反応は、米国産大豆の最大の買い手である中国が、米国の穀物価格全般にとって重要な存在であることを浮き彫りにした。米中の関税パッケージ案はトウモロコシなどの農産物を対象とする一方、種子用ではない大豆には中国の10%の報復関税が引き続き適用される。両国は貿易休戦を1月10日まで延長し、農業分野でさらに協議する予定である。