ウクライナ、黒海穀物停戦の早期実現見通せず 小麦7ドル近辺で推移

  • 黒海の穀物輸出を再開する早期合意は見通せないと、タラス・ヴィソツキー農相が述べた。
  • 小麦価格は1ブッシェル当たり7ドル近辺で、8月28日の高値7.67ドルを8%超下回った。
  • 代替ルートは必要な輸送量の45%を担っており、約3000万トンが輸出できなくなるリスクがある。

小麦価格は1ブッシェル当たり7ドル近辺まで下落し、8月25日以来の安値となった。8月28日に付けた3年半ぶりの高値7.67ドルを8%超下回る水準で、黒海の航路再開に向けた外交努力と、悪化する港湾の混乱を市場が見極めている。ウクライナのタラス・ヴィソツキー農相はブリュッセルで、今後数カ月以内に穀物輸出を対象とする停戦に向けた前向きな兆候はないと述べた。ロシアとウクライナは世界の小麦輸出の4分の1超を占めるが、両国による相手国の港湾施設への攻撃は7月以降、激しさを増している。ウクライナの代替ルートは必要な輸送量の45%を担っているものの、輸送できるのは最大でも50%にとどまり、現在の穀物年度に農産物約3000万トンが輸出できなくなるリスクがある。トルコは穀物回廊の復旧を目指しており、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が前向きに応じたと述べた。一方、ヴィソツキー農相によると、ロシアはキーウのパートナー国からの提案を拒否した。ウクライナの穀物在庫は9月1日時点で2460万トンと、前年同期から1000万トン増加した。アジアや中東、アフリカの輸入業者は代替調達先を探しており、フランスからイエメンへ最近輸送された6万トンや、アルゼンチンの輸出契約の増加などが含まれる。トレーダーは、双方がそれぞれ約300億ドル相当の輸入品を対象とする米中の関税引き下げについても評価し、別途合意された170億ドルの農産物購入計画について、中国による購入を裏付ける明確な証拠を待っている。欧州委員会は、ウクライナが要請した2億2000万ユーロの農業支援と流動性供給策を拒否した。一方、2億5000万ドルの低金利の世界銀行融資が、年明けまで同国の農業部門を支えると見込まれている。

当サイトの情報はAIを用いて生成されており、正確性を保証するものではありません。 参考情報としてご活用ください。