OVHcloudとCGIは、欧州の地球観測衛星データを保存・処理するインフラ基盤「Digital EO」を構築する30カ月の欧州宇宙機関(ESA)契約を獲得した。同システムはストレージ、コンピューティング能力、AIツールを統合し、研究者、公共機関、企業に提供するほか、各国および欧州の既存施設とも接続する。欧州最大のクラウドプロバイダーであるOVHcloudは、コンピューティング、ストレージ、ネットワーク容量を提供し、CGIはアーキテクトおよびシステムインテグレーターを務める。このプロジェクトは、戦略的なワークロードを欧州のプロバイダーに振り向けようとする欧州委員会の取り組みを反映している。欧州委員会は4月、1億8000万ユーロ(2億500万ドル)のクラウド入札で、欧州企業4社に限定して発注した。ESAが保有する地球観測データは2035年までに500ペタバイトを超える見通しである。Digital EOはイタリア、フランス、ドイツに導入され、ポーランドから運用を支援する。欧州連合(EU)のコペルニクス地球観測プログラムや、地球のデジタルツイン「DestinE」にデータを提供する。契約額は「数百万」ユーロ規模だが、ESAは具体的な金額を明らかにしていない。