メルク、KRAS G12Dがん治療薬の権利取得 契約額最大21.3億ドル

  • メルクはSciBrunchのがん治療薬候補SPR2015について、開発・商業化の全世界での権利を確保した。
  • 4億ドルが前払いされ、追加のマイルストーン支払いは最大17.3億ドルとなる。
  • SPR2015はなお前臨床段階で、これまでヒトを対象とする試験は実施されていない。

メルクは、中国のバイオ医薬品企業SciBrunch Therapeuticsが開発する経口がん治療薬候補SPR2015について、全世界での開発・製造・商業化権を最大21.3億ドルで取得した。SciBrunchには4億ドルが前払いされ、臨床・商業面の進展に応じて最大17.3億ドルのマイルストーン支払いを受け取る可能性がある。SPR2015は、膵臓がん、肺がん、大腸がんで頻繁に見られるKRAS G12D変異を標的とするが、なお前臨床段階にあり、ヒトを対象とする試験は始まっていない。メルクは2026年第3四半期決算で、税引き前4億ドル、1株当たり約13セントの費用を計上する。今回の取引は、中国のバイオ医薬品企業が国内での権利を保持しつつ、海外での開発・商業化権を国際的な製薬会社に供与し、前払い金やマイルストーン、ロイヤルティーを受け取るという、より広範な動きの一環である。

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