ラガルド氏、ユーロ圏インフレ4%接近でも慎重なECB対応が適切

  • ユーロ圏のインフレ率が上昇するなか、ラガルド氏はECBの慎重な対応が適切だと述べた。
  • ユーロ圏のインフレ率は3%を上回り、年末には4%近くに達する可能性がある一方、スペインの統一基準インフレ率は9月に5%へ上昇した。
  • 市場では夏の2回の利上げに続き、ECBによる最大4回の追加利上げが織り込まれ、ドイツ10年国債利回りは3.6%を上回った。

ECBのラガルド総裁は、ユーロ圏のインフレ率が年末までに4%近くに達する可能性があると述べた。米国・イラン紛争に伴う原油・ガス価格の上昇が主因だが、賃金や広範な物価に危険な二次的波及はまだ生じていないという。インフレ率はすでに3%を上回り、スペインの統一基準インフレ率は9月に5%へ上昇した。これを受け、市場では夏の2回の利上げに続き、今後1年間で最大4回の追加利上げが織り込まれた。ドイツ10年国債利回りは3.6%を上回って安定した。2009年6月以来の高水準に近い水準で、投資家はラガルド氏の慎重な政策シグナル、速報インフレ統計、高止まりする原油価格を見極めた。ラガルド氏は、インフレ上振れリスクと不確実性が高まるなかでも、慎重な対応が適切だと述べた。エコノミストはおおむね、ECBが10月29日の会合で金利を据え置き、新たな経済見通しが公表される12月に引き締めを再開する可能性があるとみている。また、製造業は底堅く、労働市場は堅調で、投資が成長を支えるはずだとも述べた。

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