ブリッジポイント・グループとアストルグは、テクノロジー関連の取引が活発化するなか、ダブリンに拠点を置くフィンテック企業Fenergoの売却を検討している。事情に詳しい関係者1人によると、同社の評価額は20億ポンド(27億ドル)を超える可能性がある。両プライベートエクイティ(PE)会社は買い手候補と同社について協議しており、年内にも投資銀行を起用する見通しだが、決定はまだ下されていない。売却プロセスは2027年初めに始まる可能性があり、情報サービス会社や取引所運営会社などの戦略的買い手を引き付ける可能性がある。Fenergoは世界最大級の銀行・保険会社300社超に、規制対応や顧客ライフサイクル管理向けのソフトウェアを提供している。サービスには顧客のオンボーディング、顧客確認(KYC)、データ管理などが含まれる。同社は人工知能(AI)ツールへの需要を取り込もうと、AI主導の業務フローを調整するソフトウェアであるエージェンティックAIオーケストレーション・プラットフォームも立ち上げた。2025年3月期の売上高は7.5%増の1億4940万ユーロ(1億7000万ドル)、営業利益は66%増の2090万ユーロとなった。今回の売却の可能性は、年初のソフトウェア株売りにもかかわらず、テクノロジー関連の取引が再び活発化していることを示す。最近の報道では、トーマ・ブラボー、ビスタ・エクイティ・パートナーズ、ウェイスタ―も売却や戦略見直しの可能性と関連付けられている。