長期の米国債利回りは上昇を続け、30年物利回りは9月29日、日中に5ベーシスポイント上昇して5.60%となった。5.58%~5.60%の範囲で推移し、2002年以来の高水準に近づいた。指標となる10年物米国債利回りは5.241%で取引を終え、金曜日の5.18%から上昇し、19年ぶりの高水準となった。投資家が利回りのさらなる上昇に備えたヘッジや、上昇を見込むポジションを取ろうとしたことで、債券関連の上場投資信託(ETF)のオプション取引が急増した。ブラックロックの「iシェアーズ20年超米国債ETF」はTLTの名称で知られ、20日平均のオプション取引量が過去最高を記録した。建玉は過去1年で2倍超に増え、1355万契約に迫った。利回りの上昇と債券市場の値動き拡大を受け、TLTのインプライド・ボラティリティーと弱気を示すプットのプレミアムも3月下旬以来の高水準となった。オプション取引は投資適格債ETFやハイイールド債ETFにも広がった。