ブラジルの連邦債務に占めるSelic(基準金利)連動分の比率は、7月の51.1%から8月には52.7%に上昇し、債務構成の悪化が続いた。上昇は、国庫が2026年の変動金利債務の上限を53%に引き上げたことを受けたものだ。ブラジルは3月に利下げ局面に入ったものの、Selicは13.75%にとどまり、実質金利は世界でも最高水準の一つとなっている。連邦公的債務は、884億レアルの利払い費に押し上げられ、7月から0.04%増の9兆2930億レアル(1兆7800億ドル)となった。政府は2116億レアルの国債を発行する一方、償還額は2961億レアルとなり、純償還となった。これとは別に、中央銀行のデータでは、金融セクターの融資残高が2026年8月に7月から0.5%増の7兆4000億レアルとなった。家計向け融資が増加する一方、企業向け融資は減少した。信用残高全体の前年同月比の伸び率は、7月の9.3%から9.2%に鈍化した。