Blockchain.comは今年、米国で新規株式公開(IPO)を実施し、評価額40億〜60億ドルで約5億ドルを調達することを目指している。事情に詳しい関係者の話としてブルームバーグが報じた。市場環境や上場手続きの状況によっては、より小規模な募集も検討する。今回の目標額は、仮想通貨市場が前回ピークを付けた際にBlockchain.comが達した評価額140億ドルを大きく下回る。同社は5月、米証券取引委員会(SEC)に登録届出書の草案を非公開で提出したが、株式数や想定価格帯は明らかにしていない。Blockchain.comは2022年にもIPOを検討したが計画を棚上げしており、2023年の資金調達ラウンドでは評価額が2022年のピークの半分未満となった。今回の再挑戦は、仮想通貨の資本市場が再開の兆しを見せる中での動きである。米財務省が長期国債の買い戻しを大幅に増やすと発表したことを受け、ビットコインは8月半ば以降、30%超上昇した。一方、過去1年間に上場したGemini、BitGo、eToroの株価は、上場後の高値から約50〜80%下落している。