Shopifyは、すべてのLiquidストアとHydrogenの開発者向けプレビューでネイティブWebMCP対応を開始した。店舗側の設定なしに、ブラウザー上で動作するAIエージェントが商品カタログを検索し、カートを管理して購入手続きに進めるようになる。ツールは画面スクレイピングに代わり、search_catalog、update_cart、proceed_to_checkoutなどの構造化コマンドを利用する。AIエージェントは注文内容、割引、連絡先情報、配送情報を変更できるが、決済認証情報を入力することはできない。また、注文の確定前には購入者が明示的に同意する必要がある。WebMCPは提案段階の標準で、現在はChromeのオリジントライアルを通じて提供されているため、利用はChrome、Edge、BraveなどChromiumベースのブラウザーに限られる。今回の導入は、ShopifyがModel Context ProtocolおよびUniversal Commerce Protocolのインフラで進めてきた取り組みを基盤としている。Shopifyはサーバー間の連携向けにホスティング型MCPサーバーも運営しているが、WebMCPは購入者のブラウザー上で動作するエージェントを対象とする。同社はMuseやInstinctなどのAIエージェントと提携しており、GoogleとMicrosoftの支援も標準の普及を後押しする可能性がある。