米政府、中国への武器売却計画を否定 パーデュー氏発言受け

  • ドナルド・トランプ大統領は、中国が米国製武器の購入を望んでいるか習近平氏に尋ねたことを否定した。
  • 米国法は中国への武器売却を禁じており、米政府当局者は提案も計画も存在しないと述べた。
  • 台湾向けの承認済み110億ドルの売却案件に対し、140億ドル規模の案件は停滞している。

トランプ政権は、デービッド・パーデュー駐中国米大使が、トランプ大統領が中国の習近平国家主席に米国製武器の購入意思を尋ねたと発言したことを受け、米国が中国に武器を売却する計画はないと表明した。トランプ大統領は、売却を提案したことも、習氏とこの問題を協議したことも否定した。一方、米政府当局者は、現行法が中国への武器売却を禁じていると説明した。専門家は、この提案について、数十年にわたる政策からの異例の転換である可能性がある一方、実行可能な構想ではなく、貿易や市場、武器を取引材料と捉えるトランプ大統領の姿勢を示すものとも指摘した。また、台湾への米国製武器売却が引き続き緊張の中心であるとし、12月に発表された111億ドルの売却案件が承認済みである一方、140億ドル規模の売却案は数カ月にわたり停滞していると述べた。アナリストらは、こうした停滞が地域の同盟国を不安定化させる恐れがあるとし、ワシントンは北京への売却を検討するよりも、台湾やその他のインド太平洋のパートナーを優先すべきだと主張した。今回の一件を受け、旧型の米国製装備に限った売却が相互不信や貿易赤字の縮小につながる可能性があるかを巡る議論も再燃している。ただ、国家安全保障当局者はこうした方針転換に反対する公算が大きい。

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