ニュージーランド政府は11月7日の選挙を前に、予想する営業収支赤字を縮小し、黒字転換の時期を前倒しする。財務省は、2027年6月30日終了年度の利得・損失控除前営業収支(OBEGAL)を87億3000万NZドル(49億4000万ドル)の赤字と予想している。5月時点の予想は140億9000万NZドルの赤字だった。財務省は現在、2028~29年度にOBEGALが黒字になると予想しており、従来の予想より1年早い。予想を上回る経済成長で税収が増えた一方、政府支出は予想を下回った。景気回復はなお緩やかで、インフレ率は3%を上回り、失業率は10年ぶりの高水準にある。中東情勢の不安定化やエネルギー価格の高止まりもリスクとなっている。財務省は、インフレ率が2027年第2四半期に政府の目標である1~3%の範囲に戻ると予想している。