台湾積体電路製造(TSMC)が、米国で2番目となる大規模な製造拠点の候補地として、テキサス州ダラス周辺を調査していると報じられている。候補のテキサス拠点には、先端ウェハー製造工場6棟が含まれる可能性がある。TSMCのアリゾナ州での拡張計画を巡っては、計画投資額が2026年7月時点で2650億ドルに達しており、2020年の当初計画120億ドルから増加した。TSMCのアリゾナ事業には、複数のロジック半導体ファブ、パッケージング施設、研究開発センターが含まれる。第1工場は2024年末に4ナノメートルの半導体チップの量産を開始し、第2工場は2027年末までに3ナノメートルチップの生産開始を目指している。その後の段階では2ナノメートル技術を導入する計画である。同社は最終的に、世界の2ナノメートル以下のノードの生産能力の約30%をアリゾナ州に置くことを目指している。テキサス州の計画は、台湾の経済日報がサプライチェーン関係者の話として初めて報じたもので、現在も検討中である。実現すれば、エヌビディア、アップル、AMDなど米国顧客の需要に対応する一方、米国の半導体製造を拡大し、インテルやサムスンへの競争圧力を強めることになる。