産業用ロボット稼働台数、508万台に到達 ヒューマノイド普及は商用化の壁

  • 産業用ロボットの世界の稼働台数は508万台に増加。
  • 中国は35万4000台を導入し、世界全体の59%を占めた。
  • ヒューマノイドの販売が限定的で、その多くが実験用途にとどまる中、EUの導入台数は11%減少。

国際ロボット連盟(IFR)の「World Robotics」報告書によると、世界で稼働する産業用ロボットは9%増の約508万台となった。年間の導入台数は11%増の60万3000台だった。中国が35万4000台の導入で引き続き最大市場となり、世界全体の59%を占めた。米国は約3万8500台で日本を上回った。欧州の拡大ペースはより緩やかで、欧州連合(EU)では2025年の稼働台数が71万2000台に達した一方、新規導入は11%減の6万500台となった。ドイツはEU域内の導入台数の41%を占めたが、自動車需要の低迷を背景に導入台数は8%減の2万5000台未満となった。確立された産業用ロボット市場とは対照的に、ヒューマノイド分野は依然として小規模である。昨年、産業・専門用途で販売されたヒューマノイドは約7000体にとどまり、その多くは生産作業ではなくAIの訓練に使われた。ボストン・ダイナミクスはなお赤字で、来年の株式上場を目指す可能性は低い。ユニツリー・ロボティクスの株価は上海市場への上場初日に5倍超に上昇した後、高値から55%下落した。業界分析では、ロボットアームや自動運転車を含む特化型のフィジカルAIが、ヒューマノイドより早く価値を獲得する可能性が高いとみられている。ヒューマノイドは、器用さ、自律性、賠償責任、保険、そして商業的に決定的な用途の欠如を巡る課題に引き続き直面している。

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