タイ全土で深刻な洪水が発生し、バンコクの飲食店、トヨタの生産、タイ航空の貨物業務に混乱が生じている。飲食店の運営者によると、道路の冠水で顧客や従業員が店に来られなくなり、食材の配送や宅配サービスも滞ったほか、カイラン、キュウリ、ササゲの卸売価格が2倍に上昇し、売上高は最大80%減少した。トヨタは部品の納入が滞ったことを受け、3工場と合弁会社トヨタ・オート・ワークスの工場1カ所の操業を停止した。タイ航空は水曜日から10月6日まで、到着便と出発便の貨物の受け付けを停止した。バンコクでは先週後半の3日間に320ミリの降雨を観測し、災害被災地域に指定された。内務省によると、タイ77県のうち44県が被災し、水曜日時点で32県がなお浸水を報告している。一方、政府報道官のエカポップ・ピアンピセス氏は保健省の統計として死者数を40人としたが、同省が発表した死者数は少なくとも24人である。スワンナプーム空港は営業を続けているものの、職員不足、手荷物の処理遅延、欠航に見舞われている。