中国の外国為替当局である国家外貨管理局(SAFE)は、複雑な海外情勢が続く中でも、モノとサービスの貿易および越境投資は活発さを維持すると見込んでいる。SAFEは上半期の国際収支報告書で、貿易を促進し、国内金融市場への海外投資家のアクセスを拡大するとともに、人民元の国際化を推進する政策を導入すると明らかにした。見通しでは、人工知能(AI)やグリーンテクノロジー製品がモノの貿易を支えるほか、テクノロジー・デジタルサービスの輸出とサービス輸入も増加すると予想している。SAFEはまた、世界の資本が人民元建て資産へ分散投資することで、中国への外国投資が改善する可能性があると述べた。当局は、より利便性が高く、開放的で、安全かつスマートな外国為替管理制度の構築を進める一方、越境資本フローの監視を強化し、人工知能を活用して違法な外国為替活動を取り締まる方針である。